こんばんはrionです。今日は連載2回目です。勝手に連載言ってしまい、話のオチはどこなんだか・・とちょっと失敗した感をすでに抱えていますが、進めます。
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自分のスキル・スペックを分かっておらず、「長くできる体に無理ない座ってできる仕事=事務系会社員」なる目標を勝手に抱き、張り切って求人情報誌が愛読書になる日々に突入しました。
さすがにすぐどこかの会社が雇ってくれるとは思わなかったので、(さすがに・・)まずは「オフィスで」「事務仕事」の「パート」を探しました。
そこで社会人として「感覚を復帰」させ、晴れて「会社員」へのステップとなるような道を描いたのです。
が、3件くらいの求人に応募して面接したところで、やっと、「自分はそもそも今から組織で働くために必要なことが、何も足りていないらしい」と気が付きました。
エクセルだの
ワードだの
簿記だの
言われてもひとつも出来ません。
「感覚を復帰」どころではない。
決定的な衝撃を受けたのは、とある綺麗な設計事務所で面接をしていただいたとき。何やら書類を見せられ、「こういうのを5分で作成することはできますか?」と聞かれた時、そしてそれを聞いてきたやはり綺麗な担当女性からの「きっとあなたはできないであろうけど」という、聞く前から漂う空気を察したときでした。
ものすごくいたたまれない気持ちに初めて襲われました。
一言で言うなら、
ザ・場違い
みたいな。
私の長所の中から(何個も長所があると思っている所もきっと長所)一番ピカピカなものを挙げるとすると、「度胸がある」という所だと思っていましたが、そんなもの、事務の求人を出している会社さんたちは、特に必要とはしていませんでした。
必要なのは、仕事をこなせるスキルと、(長い期間勤務できる時間的余地のある)若さと、充分な勤務時間(残業オッケー★)だということを、まったく気が付かずに余白がかなり大目の履歴書を出していた自分が、いきなり恥ずかしくなりました。
40過ぎ・学歴・資格・職歴ほぼなしな私は、「あなたは今後の人生において、残された選択肢は少ない人間なのよ」と社会に突き付けられた気分でした。
「飲食店のパートが大変だから、座って仕事する会社員になりたーい」なんて能天気さから一転、この「自分はすでに何かを選べる人間じゃないのかもしれない」という事態に対する恐怖は、私を人生で一番落ち込ませました。
・・多分2か月くらい。
2か月くらいして、私は就職に対する自分の攻め方を変えました。
落ち込みはしたけど、諦めもせず、やり方を変えようと思ったのです。
つづく!(やっぱり続くのか。)