できれば まいにち まえのめり

人生100年時代を折り返した人が通りすぎながら語ります。

主婦が40歳半ばで初めてまともに「会社員」を始めたことについて①

こんにちは。rionです。

この数日ブログ見てくれる人・・いない?な状態ですが、「最初は泣きたくなるけれど、続ける先に光はある」的なことを、初心者ブログ講座的ブログの方が良く書いているので、信じて続けてみよう。

*************************************************************************

今日は、タイトル通り、

「40歳半ばで初めてまともに「会社員」を始めたことについて」書こうと思います。誰得とかしりません。ええ。

 

突然ですが私は高卒です。

職歴は新卒で入社したいわゆる「普通の会社」での2年のみが、履歴書に(胸張って書ける)職歴のすべてです。(胸張って書けない職歴はあります。異色というだけでアヤシゲな職業ではありません)

 

20代前半で結婚して、

30代前半で出産して、

40代半ばになるまで、飲食店でパートをしていました。

パート先は楽しくみんな仲が良かったので、タイムカードを押した後も、自主サービス残業をするほど好きな場所でした。

 

が、ある日、ふと思ってしまったのです。

「あと何年こんなハードな立ち仕事をしていられるのだろう・・」と。

 

ランチタイムの飲食店は本当に戦場です。

分業制のお店ではないので、ホール全員で注文を取りお皿を下げ、洗い物をし、飲み物やデザートを作り、料理人さんの下ごしらえのフォローもする・・。

慣れてくれば骨髄反射で心を無にしてこなせますが、(そしてそれが快感にもなったりする・・)それでも早番だと9時から14時まで立ちっぱなしの休憩なし。

 

ある日いきなり、人生の方向転換が必要なんじゃないかと思ったのです。

 

体に無理なくできる仕事。

50になっても60になっても、無理なく続けられる仕事。

 

「仕事をしない」という選択肢はありませんでした。

健康で元気でいる・働くことに障害はない状態で、自分の食費くらいは自分で稼ぎたい・自分が生きていくためにかかる費用を、何もかも自分以外の誰かに払ってもらいたくはない、という思いは強烈でした。

多分働き続けた母を見てきたせいでしょう。

 

思ったらさっさと行動をするのが、私のいい所でもあり(行動力があると言われる)

悪い所でもあります(考えなしと言われる)。

 

この気持ちが私を突き動かした

とりあえず、求人探しと、働いていた飲食店に事情説明をしました。

「60歳になっても働き続けるために、座ってできる職業を探したいと思います!見つかったら転職したいので、こちらには、それまでお世話になります!(見つかったら辞めます、ごめん)」

 

お店は私の、「他で働きたいから、見つかるまでの腰掛でよろ」という宣言を、とても暖かく受け止めてくれました。

なんなら、親会社の事務に募集があるかもしれないから聞いてあげるよ、まで言ってくれました。優しい・・今でも泣ける・・。(これは条件が合わずダメでしたが)

 

こうしてパート先に気兼ねをせず、働きながら思い切り求人探しをスタートしました。

 

超ボンヤリと、「会社員になれたらいいな。座れるし」とか思っていました。

世間知らずもいいところです。

高卒で甘やかされた2年間の会社員生活の後、ちょっと世間からズレた仕事をして、すぐに20代前半で結婚して海外に行き、帰国と同時に出産した身としては、「自分の社会の立ち位置」的なことを感じる時間も機会もないまま40歳半ばまできてしまったのです。

 

「学歴なし・職歴なし・資格なし・40過ぎ」な主婦が、「会社員になれたらいいな」など、そんな甘い話ではないことに、気づかされる第1歩でもありました。

 

つづく!(連載だったのね)